原油の買い方。CFD・ETF比較。おすすめの買い方と証券会社

原油とは

原油とは

原油は、油田から算出された未精製の状態の石油のこと

を言います。

原油の埋蔵状態としては

  • 油田(地下)
  • オイルシェール(地下の頁岩)
  • オイルサンド
  • レークアスファルト

などがあります。

原油は、不純物を取り除く「精製」されることで、石油となり、ガソリン、灯油、軽油、重油と分類され、一般に流通することになります。

原油と石油の違い

  • 原油:精製される前のもの
  • 石油:精製された後のもの

を意味します。

原油は、製油所で分溜装置にかけて軽いものから「沸点」により区別されます。

  • ガソリン:初溜~200℃
  • 灯油:150℃~250℃
  • 軽油:200℃~350℃
  • 重油:350℃~

ガソリン、灯油、軽油、重油は、主に燃料として利用されますが、ナイロン、ポリエステル、プラスチック、合成ゴム、合成洗剤などの原材料としても利用されています。

原油の種類

投資先としての原油は、大きく分けて3種類があります。

  1. WTI原油
  2. 北海ブレント原油
  3. プラッツドバイ原油

です。

WTI原油

WTI原油とは

WTI(West Texas Intermediate)は、米国のテキサス州とニューメキシコ州を中心に産出される硫黄分が少なくガソリンを多く取り出せる高品質な原油のこと。生産量は1.0%にも満たないものの、精製しやすkく、取引量が多いため、世界の原油の指標として採用されていて、ニューヨークマーカンタイル取引所(NYMEX)で上場している

北海ブレント原油

北海ブレント原油とは

イギリスとノルウェーの領海に広がる北海のブレント(Brent)油田で生産される英国産の原油のこと。インターコンチネンタル取引所(ICE)で上場している。ブレント原油は、WTI原油ほどではないが良質な軽質油黄分の少ない軽質油として取引されている

プラッツドバイ原油

プラッツドバイ原油とは

UAE(アラブ首長国連邦)の構成首長国の一つであるドバイで産出される原油のこと。仕向地(取引先)の制限がないことから取引に便利な原油として取引される。アジア地域への輸入価格の基準となるベンチマーク(指標油種)として採用されており、日本で取引されているのはプラッツドバイ原油で、東京商品取引所(TOCOM)で取引されている

原油の投資先としては

  1. WTI原油(世界基準・アメリカ)
  2. ブレント原油(欧州)
  3. ドバイ原油(中東・アジア)

の3つを抑えておけば良いということになります。

原油価格リアルタイムチャート

WTI原油(CFD)最新レート

WTI原油(CFD)リアルタイムチャート分析

ブレント原油(CFD)最新レート

ブレント原油(CFD)リアルタイムチャート分析

ドバイ原油指標(世界流通価格 FRED)最新レート

ドバイ原油指標(世界流通価格 FRED)リアルタイムチャート分析

原油価格の下落・高騰の価格変動要因

原油価格の下落・高騰の価格変動要因まとめ

原油価格が上昇(高騰)、下降(下落)する要因には、主に以下のものがあります。

分類原油価格変動要因価格上昇価格下落
需要製油所の需要需要増需要減
需要石油製品(ガソリン、灯油、軽油)の需要需要増需要減
需要エネルギー資源(天然ガス、石炭、バイオ燃料)への転換停滞進展
供給OPEC等の主要産油国の生産量減産増産
供給シェールオイル生産量減少増加
供給原油在庫減少増加
政治動向ドル円相場円安ドル高円高ドル安
政治動向国際情勢緊張緩和
政治動向投資資金増加減少

一つずつ説明していきます。

需要面での原油価格変動

原油価格は「需要」と「供給」の関係で、価格が決まってきます。

「需要」面で考えると

  • 「需要」が増える → 原油価格が上がる
  • 「需要」が減る  → 原油価格が下がる

ということになります。

「需要」が増える状況

  • 製油所の需要増加
  • 石油製品(ガソリン、灯油、軽油)の需要増加

が考えられます。

例えば

  • 寒波が到来し、寒ければ、どこの家も石油ストーブなどを利用する機会が増え石油製品(ガソリン、灯油、軽油)の需要が増えます。
  • 人口が増えれば、その分、電気や石油製品の利用が増えるので、需要が増えます。
  • 電力の需要が増えれば、化石燃料で電気を起こす火力発電の場合は、需要が増えます。
  • 車に乗る人が増えれば、ガソリンが必要になるので、需要が増えます。

このようなケースでは、原油価格が上昇(高騰)します。

「需要」が減る状況

  • 製油所の需要減少
  • 石油製品(ガソリン、灯油、軽油)の需要減少
  • エネルギー資源(天然ガス、石炭、バイオ燃料)への転換

が考えられます。

  • 暖冬であれば、どこの家も石油ストーブなどを利用する機会が減り石油製品(ガソリン、灯油、軽油)の需要が増えます。
  • 人口が減少すれば、その分、電気や石油製品の利用が減るので、需要が減ります。
  • 電気自動車が普及すれば、その分、ガソリンが不要になるので、需要が減ります。
  • 天然ガス、石炭、バイオ燃料などの別のエネルギー資源を利用できるようになれば、石油製品が不要になり、需要が減ります。

このようなケースでは、原油価格が下降(下落)します。

供給面での原油価格変動

原油価格は「需要」と「供給」の関係で、価格が決まってきます。

「供給」面で考えると

  • 「供給」が増える → 原油価格が下がる
  • 「供給」が減る  → 原油価格が上がる

ということになります。

「供給」が増える状況

  • OPEC等の主要産油国の生産量の増産
  • シェールオイル生産量の増加
  • 原油在庫の増加

が考えられます。

OPEC等の主要産油国の生産量の増産

OPEC(石油輸出国機構)とは

国際石油資本などから石油産出国の利益を守ることを目的として設立された組織のこと。イラン、イラク、クウェート、サウジアラビア、ベネズエラなどの産油国が加盟している

加盟石油産油国の利益を守ることを重視しているため

  • 減産を行って、石油価格の暴落を防ぐ

という価格統制力を持つが、中には減産の決定に従わない国が出てくることがあります。

OPEC等の主要産油国の生産量の増産(協調減産の縮小)が起これば、当然、供給量が増えていくことになります。供給が増えれば、原油価格が下降(下落)します。

シェールオイル生産量の増加

シェールオイルとは

地下深くの頁岩(けつがん)層と呼ばれる硬い地層に含まれる原油のこと。「タイトオイル」とも呼ばれる

採掘技術の向上と生産コストの低減が進んだことで、米国やカナダを中心にシェールオイルの生産が増加しています。シェールオイルは、原油の総埋蔵量の約1割を占めると推計されています。

シェールオイルの生産量が増加すれば、供給が増えることになり、原油価格が下降(下落)していきます。

原油在庫の増加

原油在庫とは

国や企業が持つ原油の在庫量のこと

原油在庫が増えれば増えるほど、需要は減り、原油価格が下降(下落)していくのです。

「供給」が減る状況

  • OPEC等の主要産油国の生産量の減産
  • シェールオイル生産量の減少
  • 原油在庫の減少

が考えられます。

OPEC等の主要産油国の生産量の減産

OPECが協調減産を行えば、生産量が減少し、原油価格が上昇(高騰)することになります。

シェールオイル生産量の減少

シェールオイル生産量が減少すれば、原油供給量が減るので、原油価格は上昇(高騰)します。

原油在庫の減少

原油在庫が減少すれば、原油の需要が増えるため、原油価格は上昇(高騰)します。

政治動向での原油価格変動

重要な政治的要素でも、原油価格は変動します。

  • ドル円相場
  • 国際情勢
  • 投資資金

などです。

原油価格と為替の関係

ドルインデックスとWTI原油価格の推移
米ドル・円とWTI原油価格の推移

基本的に

世界的な基軸通貨である「米ドル」と「原油」の価格は反比例します。

「インフレになる」ということは相対的に「通貨の価値が下がる」ということになります。

つまり、

  • 世界の基軸通貨である「ドル」が下がる = 代表的な商品である「原油」価格が上がる
  • 世界の基軸通貨である「ドル」が上がる = 代表的な商品である「原油」価格が下がる

という関係にあります。

グラフを見ても、その相関性はあきらかになっています。

国際情勢

紛争などにより国際情勢が緊迫化すると

  • 原油の供給に支障が出てくる → 供給増 → 原油価格上昇
  • 戦争により石油やエネルギーが消耗する → 供給増 → 原油価格上昇
  • 生産活動に支障が出てくる → 需要減 → 原油価格下降

という原油価格への影響が出てきます。

ただし、画一的に紛争があれば原油価格が下降する、上昇するというパターンがあるわけではなく

戦争の規模、地域、場所によって、原油価格への影響の種類・度合が変わってきて、それによって、原油価格が変動する形になります。

ロシア・ウクライナの紛争では、原油の供給を担うロシアとの貿易ができなくなったため、原油の供給が減り、原油価格は高騰しているのです。

一般的には

  • 紛争発生・国際情勢の緊迫化 → 原油価格上昇
  • 国際情勢の安定化 → 原油価格下降

と言われています。

投資資金

原油に対する投資資金も、原油価格に関連してきます。

  • 投資資金が増える → 価格が上昇する
  • 投資資金が減らす → 価格が下降する

原油に投資したい人が増えれば増えるほど、原油価格は上昇することになります。

原油の需要・供給データ

原油産出国の埋蔵量、生産量、消費量の最新ランキングです。

原油埋蔵量ランキング

順位国名埋蔵量
1位Venezuela ベネズエラ3,038憶バレル
2位Saudi サウジ2,976憶バレル
3位Canada カナダ1,681憶バレル
4位Iran イラン1,578憶バレル
5位Iraq イラク1,450憶バレル
6位Russian ロシア1,078憶バレル
7位Kuwait クウェート1,015憶バレル
8位US アメリカ688憶バレル
9位Libya リビア484憶バレル
10位Nigeria ナイジェリア369憶バレル
11位Kazakhstan カザフスタン300憶バレル
12位China 中国260憶バレル
13位Qatar カタール252憶バレル
14位Algeria アルジェリア122憶バレル
15位Brazil ブラジル119憶バレル
16位Norway ノルウェー79憶バレル
17位Angola アンゴラ78憶バレル
18位Azerbaijan アゼルバイジャン70憶バレル
19位Mexico メキシコ61憶バレル
20位Oman オマーン54憶バレル
21位India インド45憶バレル
22位Vietnam ベトナム44憶バレル
23位Egypt エジプト31憶バレル
24位Yemen イエメン30憶バレル
25位Malaysia マレーシア27憶バレル
26位Argentina アルゼンチン25憶バレル
27位United ユナイテッド25憶バレル
28位Syria シリア25憶バレル
29位Australia オーストラリア24憶バレル
30位Indonesia インドネシア24憶バレル
31位European ヨーロッパ人24憶バレル
32位Colombia コロンビア20憶バレル
33位Republic of Congo コンゴ共和国20憶バレル
34位Gabon ガボン20憶バレル
35位Chad チャド15憶バレル
36位Sudan スーダン15憶バレル
37位Ecuador エクアドル13憶バレル
38位Equatorial Guinea 赤道ギニア11憶バレル
39位Brunei ブルネイ11憶バレル
40位Trinidad トリニダード8憶バレル
41位Peru ペルー7憶バレル
42位Italy イタリア6憶バレル
43位Romania ルーマニア6憶バレル
44位Turkmenistan トルクメニスタン6憶バレル
45位Uzbekistan ウズベキスタン6憶バレル
46位Denmark デンマーク4憶バレル
47位Tunisia チュニジア4憶バレル
48位Thailand タイ3憶バレル
出典:BP社 2021年版「Statistical Review of World Energy」

原油生産量ランキング

順位国名生産量
1位US アメリカ1,648万バレル/日
2位Saudi Arabia サウジアラビア1,104万バレル/日
3位Russian Federation ロシア連邦1,067万バレル/日
4位Canada カナダ514万バレル/日
5位Iraq イラク411万バレル/日
6位China 中国390万バレル/日
7位United Arab Emirates アラブ首長国連邦366万バレル/日
8位Iran イラン308万バレル/日
9位Brazil ブラジル303万バレル/日
10位Kuwait クウェート269万バレル/日
11位Norway ノルウェー200万バレル/日
12位Mexico メキシコ191万バレル/日
13位Kazakhstan カザフスタン181万バレル/日
14位Qatar カタール181万バレル/日
15位Nigeria ナイジェリア180万バレル/日
16位Algeria アルジェリア133万バレル/日
17位Angola アンゴラ132万バレル/日
18位United Kingdom イギリス103万バレル/日
19位Oman オマーン95万バレル/日
20位Colombia コロンビア78万バレル/日
21位India インド77万バレル/日
22位Indonesia インドネシア74万バレル/日
23位Azerbaijan アゼルバイジャン72万バレル/日
24位Egypt エジプト62万バレル/日
25位Argentina アルゼンチン60万バレル/日
26位Malaysia マレーシア60万バレル/日
27位Venezuela ベネズエラ54万バレル/日
28位Ecuador エクアドル48万バレル/日
29位Australia オーストラリア47万バレル/日
30位Thailand タイ42万バレル/日
31位Libya リビア39万バレル/日
32位Republic of Congo コンゴ共和国31万バレル/日
33位Turkmenistan トルクメニスタン22万バレル/日
34位Gabon ガボン21万バレル/日
35位Vietnam ベトナム21万バレル/日
36位South Sudan 南スーダン17万バレル/日
37位Equatorial Guinea 赤道ギニア16万バレル/日
38位Peru ペルー13万バレル/日
39位Chad チャド13万バレル/日
40位Italy イタリア11万バレル/日
41位Brunei ブルネイ11万バレル/日
42位Yemen イエメン10万バレル/日
43位Sudan スーダン9万バレル/日
44位Trinidad & Tobago トリニダード・トバゴ8万バレル/日
45位Denmark デンマーク7万バレル/日
46位Romania ルーマニア7万バレル/日
47位Uzbekistan ウズベキスタン5万バレル/日
48位Syria シリア4万バレル/日
49位Tunisia チュニジア4万バレル/日
出典:BP社 2021年版「Statistical Review of World Energy」

原油消費量ランキング

順位国名消費量
1位US アメリカ1,812万バレル/日
2位China 中国1,431万バレル/日
3位India インド474万バレル/日
4位Saudi Arabia サウジアラビア354万バレル/日
5位Japan 日本328万バレル/日
6位Russian Federation ロシア連邦324万バレル/日
7位Brazil ブラジル302万バレル/日
8位South Korea 韓国258万バレル/日
9位Canada カナダ234万バレル/日
10位Germany ドイツ213万バレル/日
11位Iran イラン172万バレル/日
12位Indonesia インドネシア156万バレル/日
13位France フランス137万バレル/日
14位Singapore シンガポール133万バレル/日
15位Thailand タイ133万バレル/日
16位Mexico メキシコ132万バレル/日
17位United Kingdom イギリス123万バレル/日
18位Italy イタリア108万バレル/日
19位Spain スペイン108万バレル/日
20位Taiwan 台湾97万バレル/日
21位Turkey トルコ91万バレル/日
22位Australia オーストラリア90万バレル/日
23位United Arab Emirates アラブ首長国連邦80万バレル/日
24位Netherlands オランダ77万バレル/日
25位Malaysia マレーシア74万バレル/日
26位Poland ポーランド66万バレル/日
27位Egypt エジプト66万バレル/日
28位Iraq イラク63万バレル/日
29位Argentina アルゼンチン53万バレル/日
30位South Africa 南アフリカ49万バレル/日
31位Vietnam ベトナム49万バレル/日
32位Belgium ベルギー49万バレル/日
33位Pakistan パキスタン44万バレル/日
34位Kuwait クウェート41万バレル/日
35位Philippines フィリピン39万バレル/日
36位Kazakhstan カザフスタン38万バレル/日
37位Algeria アルジェリア37万バレル/日
38位Chile チリ35万バレル/日
39位Qatar カタール30万バレル/日
40位Colombia コロンビア29万バレル/日
41位Sweden スウェーデン29万バレル/日
42位China Hong Kong SAR 中国香港SAR29万バレル/日
43位Morocco モロッコ26万バレル/日
44位Greece ギリシャ25万バレル/日
45位Venezuela ベネズエラ24万バレル/日
46位Austria オーストリア24万バレル/日
47位Ukraine ウクライナ23万バレル/日
48位Romania ルーマニア23万バレル/日
49位Peru ペルー22万バレル/日
50位Norway ノルウェー22万バレル/日
51位Israel イスラエル21万バレル/日
52位Oman オマーン21万バレル/日
53位Portugal ポルトガル21万バレル/日
54位Ecuador エクアドル20万バレル/日
55位Czech Republic チェコ共和国19万バレル/日
56位Finland フィンランド19万バレル/日
57位Switzerland スイス18万バレル/日
58位Hungary ハンガリー17万バレル/日
59位Bangladesh バングラデシュ15万バレル/日
60位New Zealand ニュージーランド15万バレル/日
61位Turkmenistan トルクメニスタン14万バレル/日
62位Belarus ベラルーシ13万バレル/日
63位Sri Lanka スリランカ10万バレル/日
64位Azerbaijan アゼルバイジャン9万バレル/日
65位Uzbekistan ウズベキスタン9万バレル/日
66位Trinidad & Tobago トリニダード・トバゴ4万バレル/日
出典:BP社 2021年版「Statistical Review of World Energy」

原油への投資がおすすめできる理由

1.シンプルな変動要因のため、中長期での予想がしやすい

原油は

  • 「需要」と「供給」のバランス

によって価格が変動します。

  • 需要が増えれば → 価格が上がる
  • 需要が減れば  → 価格が下がる
  • 供給が増えれば → 価格が下がる
  • 供給が減れば  → 価格が上がる

というシンプルな関係にあります。

分類原油価格変動要因価格上昇価格下落
需要製油所の需要需要増需要減
需要石油製品(ガソリン、灯油、軽油)の需要需要増需要減
需要エネルギー資源(天然ガス、石炭、バイオ燃料)への転換停滞進展
供給OPEC等の主要産油国の生産量減産増産
供給シェールオイル生産量減少増加
供給原油在庫減少増加
政治動向ドル円相場円安ドル高円高ドル安
政治動向国際情勢緊張緩和
政治動向投資資金増加減少

変動要因が多い「株」や「通貨」などと比較すると、原油の変動要因は数が限られているため、「予想がしやすい」というメリットがあります。

ファンダメンタルズ分析が効きやすく、少ない変動要因で価格が変動するため、中長期の予想がしやすく、ミドルリスクミドルリターンの投資先として人気があるのです。

2.大きな価格変動がなく、一定期間を過ぎれば価格が安定する

原油価格は、需要と供給の関係で価格が決まります。

長期スパンで見ても、

出典:SBI証券

40ドル~80ドルのレンジに収まり、60ドル近辺の価格で推移する

ことが一般的です。

執筆時点では、ロシアのウクライナ侵攻により、原油価格も高騰していますが、問題が解決すればなだらかに価格は60ドル台に落ち着いていくものと考えられます。

長期で見ても、ある程度価格の落ち着くレンジがわかっているため、安心して投資ができるメリットがあります。

3.他の投資との分散投資として有効

株や為替などの投資をしている方が、分散投資の一つとして「原油」を選ぶことも少なくありません。

理由としては

  • 流動性が高いコモディティであること
  • 株との非相関性があること(状況によって)
  • 少額から投資できること

などが挙げられます。

例えば

  • 戦争リスクが高まれば、原油の供給が減り、原油価格が上がる一方で、リスクオフが進み株価が下がる
  • 国債金利が上がれば、通貨も高くなり、原油価格がある一方で、金利上昇は経済を沈静化させ株価が下がる

関係にあります。

状況によっては、株と相関性を持つケースもありますが、非相関性を持つことが多いため、資産運用のリスクヘッジの観点で、原油投資をする方も少なくありません。

原油取引でおすすめの証券会社
ETF(上場投資信託)なら

取引の選択肢が多い → 楽天証券
取引手数料が安い → SBI証券

CFDなら

CFDシェア1位 → GMOクリック証券
原油商品の種類が多い → IG証券

原油の買い方。投資信託(非上場)・ETF(上場投資信託)・CFD・先物取引比較

原油の買い方としては主に

  1. 投資信託(非上場)
  2. ETF(上場投資信託)
  3. CFD(差金決済取引)
  4. 先物取引

の4種類があります。

ETF(上場投資信託)・投資信託(非上場)

ETF・投資信託は、原油価格に連動するETF・投資信託を購入することで間接的に原油に投資する方法になります。

原油関連のETFとしては

  • 1671:WTI原油価格連動型上場投信
  • 1690:WisdomTree WTI原油上場投資信託
  • 1699:NEXT FUNDS NOMURA原油インデックス連動型上場投信
  • 2038:NEXT NOTES ドバイ原油先物 ダブル・ブル ETN

などがあります。

海外ETFも

  • NYSE Arca:OIL BRCL IPA CRD ETN

などがあり、比較的投資信託・ETFの選択肢は豊富です。

CFD

CFDは、直接「WTI原油」にレバレッジをかけて投資する取引手法です。

CFD取引のできる証券会社の多くは「WTI原油」への投資が可能になっています。

最大レバレッジは20倍の証券会社が多いです。

商品数が多いIG証券では

  • 北海原油
  • WTI原油
  • NYヒーティングオイル(灯油)
  • NY天然ガス
  • NY無鉛ガソリン
  • パーム原油

という様々な原油商品に投資をすることができます。

先物取引

原油先物取引が可能です。

先物取引は、先物商品(原油)にレバレッジをかけて投資することが可能です。

CFD取引との違いは、決済期限が決まっている点です。

自由に売買できない反面、ガソリン、灯油、軽油、ドバイ原油など、投資先の商品の種類が豊富です。

「投資信託(非上場)」と「ETF(上場投資信託)」の比較

比較項目投資信託(非上場)ETF(上場)
手数料安い
ノーロード(手数料無料)が多い
普通
※一部のネット証券で一部の商品は手数料無料
信託報酬普通
※信託報酬が低い投資信託も登場している
安い
売却時の手数料安い
※無料のものが多い
※信託財産留保額や換金手数料がかかる場合がある
普通
為替手数料発生しない
(円で投資するのが基本)
発生する
(外貨で投資する場合)
取扱証券会社証券会社ごとに取り扱う商品の種類や本数が異なるすべての証券会社で取引可能
取引回数1日1回算出される基準価額で売買リアルタイムの価格で何回も売買可能
注文金額・口数指定で翌日に基準価額がわかる指値、成行注文が可能

「CFD(差金決済取引)」と「ETF(上場投資信託)」の比較

比較項目CFD(差金決済取引)ETF(上場)
ポジション買い注文
売り注文
買い注文
レバレッジ10倍1倍
取引単位価格の10倍1倍
追証発生する発生しない
売買手数料無料手数料発生
スプレッドありなし
オーバーナイト金利有料
※一部有料
無料
信託報酬無料有料
取引時間平日:ほぼ24時間平日:ほぼ24時間

「CFD(差金決済取引)」と「先物取引」の比較

比較項目CFD(差金決済取引)先物取引
決済期限なしあり
レバレッジ10倍20倍
追証発生する発生する
スプレッドありなし
取引手数料無料あり
取引時間平日:ほぼ24時間平日
8時45分~15時15分
16時30分~5時30分

原油投資ではどれがおすすめ?

原油に投資する場合には

  1. 投資信託(非上場)
  2. ETF(上場投資信託)
  3. CFD(差金決済取引)
  4. 先物取引

という4つの選択肢がありますが

おすすめの投資方法は

  1. ETF(上場投資信託)
  2. CFD(差金決済取引)

の2つです。

  • 先物取引は、保有期限が決まっているため、一定期間保有する中期投資にはそぐわない
  • 投資信託(非上場)は、取扱い証券会社が限られ、てすうりょうが高いケースも多く、流動性が低い

などのデメリットがあるため、除外して良いと考えます。

投資初心者、少額資金での投資を検討している方にとっては
  • レバレッジを賭けずに投資ができる
  • 流動性が高い
  • 手数料が安い
  • どの証券会社でも取引ができる
  • 投資先の原油の種類が選べる

ETF(上場投資信託)がおすすめ

より少額資金での投資を検討している方、ある程度のレバレッジを賭けて大きなリターンを狙いたい方にとっては
  • 最大20倍のレバレッジが掛けられる
  • 流動性が高い
  • 数千円からトレード可能

CFD(差金決済取引)がおすすめ

です。

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原油投資おすすめの投資手法

原油投資は比較的シンプルな形での短期・中期での投資がおすすめです。

原油の特性上

  • 新しいエネルギー技術が開発され、普及しない限りは
  • また、埋蔵量が大幅に減らない限りは

それほど大きな価格変動が起こらない

特徴があります。

何十年後という長期スパンでみれば

  • 新しいエネルギー技術が開発され、普及し、原油が不要になる → 原油価格の大幅下落
  • 原油の埋蔵量の枯渇 → 原油価格が高騰

という可能性はあるものの

数カ月、数年のスパンではこのような事象は考えにくく

40ドル~80ドルの間のレンジで、平均60ドル/バレル前後の価格で推移する

特性があります。

つまり

  • 原油価格が80ドル以上になる → 「売り(ショート)」に投資
  • 原油価格が40ドル以下になる → 「買い(ロング)」に投資

という形でポジションを持てば、中期的に見れば、かなりの確率で勝つことができる投資なのです。

執筆時点では、ロシアの軍事侵攻により、世界的に原油の供給が不安定な状況になり、原油価格が高騰していますが、ロシアとウクライナの紛争が解決し、ロシアへの制裁も解除されれば、自然と原油の供給が安定し、原油価格も落ち着いてくると推測されます。

原油の投資というのは、ファンダメンタルズ分析が基本となり、経済情報をチェックしながら、40ドル~80ドルの間のレンジからはみ出たときが投資のチャンスであり、いずれそのレンジに留まることを想定して取引することがおすすめです。

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