金投資とは
金投資とは
金投資とは
金(ゴールド・GOLD)を資産として保有し、購入価格と売却価格の差益で儲ける投資のこと
を言います。
金が投資として注目される理由は
- 発見されてから約6000年もの間、価値を失っていないもの
- 金は人工的に作り出すことができない
- 地球上に存在する量が限られている希少性が高いもの
- インフレに強い実物資産
- 界中の市場で取引されるグローバル資産
という特徴があることが要因となっています。
金の埋蔵量は、後10年で枯渇すると言われています。しかも、人工的に作り出すことができないのですから、その希少性は年々上がるしかなく、価格も安定して上昇しているのです。
また、株や投資信託、為替のように信用に基づいて取引されるものではなく、そのもの自体に価値がある現物資産でもあります。
だからこそ、世界経済が不安に陥っても、金の価値は残り続けるため「有事の金」と言われるのです。
多くの投資家が
- 他の資産のリスクヘッジとして
- インフレリスクのヘッジ材料として
- 長期投資で安定した上昇を期待して
投資のポートフォリオの一つとして組み込んでいるのです。
また、投資を積極的にしない方でも、預金に次ぐ安心して持てる資産として「金」を選ぶ方も少なくありません。
「金」だけに投資をする方というのは、少ないのですが、投資ポートフォリオの中に「金」を組み込む投資家はかなりの数いるのです。当然、投資先として、多くの投資家・機関投資家に注目される商品となっています。
金投資チャート
金スポット(日本円)最新レート
金スポット(日本円)リアルタイムチャート分析
金スポット(日本円)センチメント分析
金スポット(米ドル)最新レート
金スポット(米ドル)リアルタイムチャート分析
金スポット(米ドル)センチメント分析
金投資のやり方
現物投資
現物投資とは
金の現物(金貨・金地金・ゴールドバー)などを購入する投資方法のこと
最低購入資金
- 金貨:1/10オンス(約3.1)
- 金地金(スモールバー・ゴールドバー):5g
購入できる場所
- 純金を精錬できる地金商(田中貴金属工業、徳力本店、石福金属興業など)
- 鉱山会社(三菱マテリアル、住友金属鉱山など)
- 石店や貴金属店(「日本金地金流協会」に登録されている店舗)
- 銀行
- 証券会社
購入方法
店舗がある場合
- 店舗に行く
- 申込書を書く
- 代金を支払う
ネット証券などの場合
- 証券会社で購入する
- 現物受取(引出し)依頼をする
- 発送される
現物投資のメリット
- 年会費や購入手数料が発生相ない
- 最低5gから購入できる
- 金価格が急落したときに買うとリターンを得やすい
- 金融危機や経済危機になったときに価値が上がる
- 金地金は、現物があるので価値がゼロにはならない
- 長期保有で利益に対する税金が2分の1になる
現物投資のデメリット
- 500g未満の金地金にはスモールバーチャージ(手数料)が発生
- 購入時に買値と売値の価格差であるスプレッド
- 盗難リスクに備えると保管コストが必要。
- 世界的な株高など好景気になると、価格が下がりやすい
- 金価格は円高で下がり、円安で上がる為替リスクがある
- 利子や配当が一切つかない
- 純金売却時に得た利益は所得となり、課税される
- レバレッジがかけられない
現物投資のまとめ
金そのものを購入する現物投資は「現物がある」という大きなメリットがあります。株のように価値がゼロになる可能性はほぼなく、預けている預け先が倒産するということもありません。
反面、盗難リスクがあり、管理コスト、管理の手間が発生するのが大きなデメリットです。また、現物投資なので、レバレッジはかけられず、ある程度の資金がないと大きな投資はできません。
投資信託
投資信託とは
金を投資対象とした投資信託に投資する投資方法のこと
投資信託には
- 上場していない投資信託
- 上場している投資信託(ETF)
があります。
綱目 | 投資信託 | ETF |
---|---|---|
売買手数料 | 不要 | 必要 |
信託報酬 | 高い | 低い |
取引時間 | 1日1回 | リアルタイム |
商品数 | 多い | 少ない |
最低購入資金
- 投資信託:100円
購入できる場所
- 証券会社
購入方法
- 証券会社の口座を開設する
- 金に投資をする投資信託を選ぶ
- 投資信託に必要な金額注文を出す
投資信託のメリット
- 少額からトレードできる
- 保管コストが不要
- 盗難リスクがない
- レバレッジがかけられる
- 税率が低い
投資信託のデメリット
- 実際の金価格と若干のズレがある
- 利息や配当がでない
- 為替相場の影響を受ける
- 売買手数料が発生する
- 信託報酬が発生する
投資信託のまとめ
「金に投資する投資信託」に投資をするメリットは、自分で現物の金を持たずに済むということです。「金」を現物で保有することになれば、保管するコストが必要になりますし、それを自分で持っていれば盗難リスクが高まります。そういうリスクや手間を回避できるのが、投資信託への投資です。
一方で、投資信託には売買手数料や信託報酬が必要になるため、コスト負担が発生することに注意が必要です。