S&P500とは?S&P500の手堅い配当利回りで稼ぐ!買い方とおすすめETF・投資信託・先物

S&P500とは?

S&P500とは

S&P500は、スタンダード・アンド・プアーズ500種指数の略称です。

S&P グローバルとシカゴ・マーカンタイル取引所グループの共同事業として運営されているS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが算出しているアメリカの代表的な株価指数のこと

  • ニューヨーク証券取引所
  • NYSE MKT
  • NASDAQ

に上場している企業の中から代表的な500社を選出し、その銘柄の株価を基に算出される時価総額加重平均型株価指数です。

1957年から運用されており、その歴史と実績からも、多くの投資家の投資判断の基準として利用されています。

S&P500 = 米国株式市場全体の時価総額の約80%を占める

つまり、

S&P500 = 米国株式市場全体の動きを示す株価指数

と考えて差し支えないのです。

S&P500の構成銘柄

S&P500の採用基準

・米国企業:企業の資産所在地と売上地域、組織構造、SEC提出書類の種類、上場場所を判断材料とする。
・時価総額:時価総額が61億米ドルを超える企業とする。市場環境との調和を確保するために、この最低基準額は随時見直される。
・浮動株:浮動株比率が最低50%とする。
・財務健全性:4四半期連続して公表ベースで黒字決算の企業とする。公表ベースとは、非継続事業と特別項目を除いたGAAPベースの純利益をいう。
・十分な流動性と合理的な株価: 浮動株調整後時価総額に対する年間売買高の比率が0.10以上の銘柄とする。株価が極端に低い場合、株式の流動性に影響し得る。
・セクター分類:企業の産業分類はセクター間のバランスの維持に役立つ。セクターのバランスは、ベースとなるユニバース全体のセクター構成と等しい。
・企業の種類:ニューヨーク証券取引所(NYSEアーカ取引所とアメックス取引所を含む)とナスダックに上場する米国のすべての普通株式とする。モーゲージREITを除くREIT(不動産投資信託)とBDC(ビジネス・ディベロップメント・カンパニー)も指数構成銘柄とすることができる。クローズドエンド型ファンド、ETF(上場投資信託)、ADR(米国預託証券)、ADS(米国預託株式)、その他一定種類の証券は対象外である。詳しくはメソドロジーを参照のこと。
既存の指数構成銘柄を継続使用する場合は、必ずしもこれらのガイドラインに従わない。指数委員会は指数構成銘柄の不必要な入れ替えを最小限に留めるよう努めており、銘柄を除外する場合は、その都度判断している。

出典:S&P指数ハンドブック

要するに

  • 米国企業
  • 時価総額が61億ドル以上(※不定期に見直し)
  • 浮動株が発行済株式総数の50%以上
  • 4四半期連続で黒字の利益
  • 時価総額に対する年間売買高が10%以上

に該当する企業、500社が「S&P500」に採用されるということになります。

S&P500時価総額上位50銘柄

順位名称ティッカー・市場時価総額(ドル)
1アップル[AAPL] – NASDAQ2,362,160,721千
2マイクロソフト[MSFT] – NASDAQ2,215,765,684千
3アマゾン・ドット・コム[AMZN] – NASDAQ1,665,490,423千
4アルファベット[GOOGL] – NASDAQ841,745,303千
5フェイスブック[FB] – NASDAQ786,777,237千
6エヌビディア[NVDA] – NASDAQ520,775,000千
7JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー[JPM] – NYSE508,643,805千
8ジョンソン&ジョンソン[JNJ] – NYSE423,645,343千
9ウォルマート・ストアズ[WMT] – NYSE389,441,605千
10ビザ[V] – NYSE388,613,560千
11ユナイテッドヘルス・グループ[UNH] – NYSE385,144,027千
12バンク・オブ・アメリカ[BAC] – NYSE373,116,838千
13ホーム・デポ[HD] – NYSE352,848,626千
14マスターカード[MA] – NYSE347,445,077千
15プロクター・アンド・ギャンブル[PG] – NYSE344,165,179千
16ウォルト・ディズニー[DIS] – NYSE321,158,954千
17ペイパル・ホールディングス[PYPL] – NASDAQ305,578,861千
18ネットフリックス[NFLX] – NASDAQ280,012,715千
19アドビ[ADBE] – NASDAQ274,469,988千
20セールスフォース・ドットコム[CRM] – NYSE266,757,920千
21バークシャー・ハサウェイ[BRK-A] – NYSE266,696,933千
22エクソン・モービル[XOM] – NYSE263,242,942千
23オラクル[ORCL] – NYSE258,032,625千
24コムキャスト[CMCSA] – NASDAQ250,542,019千
25ファイザー[PFE] – NYSE238,003,921千
26コカ・コーラ[KO] – NYSE233,615,404千
27シスコ・システムズ[CSCO] – NASDAQ232,312,894千
28サーモ・フィッシャー・サイエンティフィック[TMO] – NYSE229,496,843千
29イーライ・リリー[LLY] – NYSE223,782,534千
30ベライゾン・コミュニケーションズ[VZ] – NYSE220,419,776千
31インテル[INTC] – NASDAQ218,307,170千
32ペプシコ[PEP] – NASDAQ215,735,339千
33ダナハー[DHR] – NYSE214,005,673千
34アボット・ラボラトリーズ[ABT] – NYSE209,883,846千
35シェブロン[CVX] – NYSE208,959,186千
36アクセンチュア[ACN] – NYSE205,706,163千
37メルク[MRK] – NYSE204,104,742千
38ブロードコム[AVGO] – NASDAQ202,865,088千
39コストコ・ホールセール[COST] – NASDAQ199,638,626千
40ウェルズ・ファーゴ[WFC] – NYSE197,107,705千
41アッヴィ[ABBV] – NYSE196,474,576千
42ナイキ[NKE] – NYSE194,882,675千
43AT&T[T] – NYSE191,137,800千
44マクドナルド[MCD] – NYSE184,982,081千
45モルガン・スタンレー[MS] – NYSE182,529,089千
46テキサス・インスツルメンツ[TXN] – NASDAQ180,247,515千
47メドトロニック[MDT] – NYSE168,589,616千
48ネクステラ・エナジー[NEE] – NYSE157,352,529千
49ハネウェル・インターナショナル[HON] – NASDAQ150,299,920千
50フィリップ・モリス・インターナショナル[PM] – NYSE148,606,884千
出典:Yahoo!ファイナンス

S&P500の長期チャート

出典:GoogleFinance

上記を見ればわかる通り

S&P500(米国株)は

  • ブラックマンデー
  • ITバブル崩壊
  • リーマンショック
  • コロナショック

と、一時的に経済の停滞により下降する局面があったとしても、長期的に見れば継続的に成長を続けているのです。

S&P500が登場した1957年の終値は

  • 1957年:39.99ドル
  • 2021年8月:4,537.36ドル

ですから、

S&P500は、78年間113.46倍の成長率を遂げている株価指数なのです。

今後も、力強い成長が予想される株価指数として、多くの投資家から注目されている株価指数とも言えます。

S&P500 のリアルタイムチャート

S&P500最新レート

S&P500リアルタイムチャート分析

S&P500センチメント分析

上場インデックスファンド米国株式(S&P500)(1547)センチメント分析

S&P500投資のメリット

1.不況を乗り越えて強く推移している実績がある

S&P・米国株は、911ロ、リーマンショック、コロナショックなどで一時的に価格が下落することがあっても、すぐに上昇基調に戻り、上昇を続けている確固たる実績があります。

S&P500と同じように東京証券取引所の一部上場株の時価総額の合計を終値ベースで評価したTOPIX(東証株価指数)と比較すると、その差はかなり顕著です。

米国と日本の株価指数非核(1982年から2021年)

株価指数現在価格増加率
東証株価指数2,017.6226.18%
S&P 5004,471.373670.13%
ダウ平均株価35,294.764111.84%
日経平均株価29,022.1020.58%
  • S&P500は、約37倍
  • ダウ平均株価は、約41倍
  • TOPIX(東証株価指数)は、約1.26倍
  • 日経平均株価は、約1.21倍

日本の株価は微増しか成長していないのにも関わらず、米国の株価は、順調に拡大を続け、直近の40年で約40倍にも株価が増加しているのです。

これは紛れもない過去の事実・実績であり、今後も同様の傾向が続くと考えるのは、当然のことなのです。

2.人口も伸び続けている

財務省によると

現在の標準的な経済成長理論においては、人口増加が経済成長に正の影響をもたらす効果が強調される。経済成長の源泉は技術進歩率の伸び・資本ストックの増加・労働人口の増加の3つとされ、人口減少は経済全体の成長率を押し下げる要因とされている。

出典:財務省

と記載されています。

要するに

  • 人口が増えれば、経済は拡大する
  • 人口が減れば、経済は縮小する

というのが、現在の経済成長理論の原理原則ということです。

確かに、世界的に人口の多い、中国やインドが世界経済への影響力を増す様を見ていると、その通りに動いていることは想像に難くありません。

日本の人口予測

出典:World Population Prospects: The 2017 Revision

米国の人口予測

出典:World Population Prospects: The 2017 Revision

あくまでも予測とはいえ、2100年まで人口が増え続ける米国とすでに人口が減りはじめている日本、どちらが今後経済成長する可能性が高いのかは、あきらかです。

安定して人口が増える米国の株価指数であるS&P500は、今後も安定して成長する可能性が高い

と考えられるのです。

ユミ先生
ユミ先生

人口が減っていく日本では、日本の株価指数の安定した成長というのは、期待が薄いということが言えるわ。

3.コストが安い

S&P500は、世界を代表する米国株の代表的な株価指数ですから、一番メジャーな株価指数と言っても、過言ではありません。

そのため、S&P500は、売買する人が多く、流動性も高いため、かなり低コストでトレードできる環境が整っています。

  • ETFであれば、他の銘柄よりも売買手数料・信託報酬が安い
  • 投資信託であれば、他の銘柄よりも申込手数料・信託報酬が安い
  • CFDであれば、他の商品よりもスプレッドが狭い
  • 先物であれば、他の商品よりも取引手数料が安い

どの取引方法を選んでも、一番メジャーな株価指数ですから、他の商品・銘柄と比較しても、低コストでトレードできるメリットがあります。

4.流動性が高い

前述した通りで、S&P500は、世界を代表する米国株の代表的な株価指数ですから、世界中の人が売買しているため、流動性が抜群に高い特徴があります。

  • 買いたいときにすぐ買える
  • 売りたいときにすぐ売れる

「流動性が高い」ことで、自分のタイミングですぐに売買できるメリットがあります。

5.運用方法の選択肢が多い

S&P500は、世界を代表する米国株の代表的な株価指数ですから、日本の証券会社も、色々な運用方法ができるようにサービス提供しています。

  • 投資信託
  • 積立投資
  • NISA
  • つみたてNISA
  • ジュニアNISA
  • iDeCo
  • ETF
  • ETF(レバレッジ(ブル)型)
  • ETF(イニバース(ベア)型)
  • 海外先物
  • CFD

選択肢が多いため、ハイレバレッジで運用することも、手堅く資産運用することも可能です。

初心者から上級者まで、幅広い運用手法を選択できる柔軟性があるということになります。

6.運用の手間がほとんどかからない

基本的にS&P500は、長期投資を前提とした投資になります。

5年、10年、20年というロングスパンで投資するものですので、一度購入を決めてしまえば、後は、放置していくだけで資産が増えていく形の投資です。

短期的な売買が不要で、副業の投資としても、やることがないため、月1回程度損益状況を確認するぐらいの手間で済むのがメリットです。

7.配当がある

投資する商品によって、異なりますが、多くの投資商品でS&P500の場合は、配当が受け取れます。

  • ETF → 分配金
  • CFD → スワップポイント

例:iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF

分配金利回り(1年):0.8%(2021年8月9日)

例:MAXIS 米国株式(S&P500)上場投信

分配金利回り(1年):0.76%(2021年10月15日)

分配金だけでも、定期預金以上の利息が得られるメリットがあります。

8.節税メリットがある

前述した通りで、S&P500は、代表的な株価指数ですから、iDeCoやNISAの対象銘柄にも選定されています。

  • iDeCo → 所得税・住民税が節税。「所得控除」の対象。受け取る時「公的年金等控除」「退職所得控除」の対象
  • NISA → 非課税

iDeCoやNISAと組み合わせることも容易で、節税メリットも期待できます。